
素朴な疑問として、家出をしている少女たちは、家出中、どのような生活をしているのでしょうか。
かつての家出であれば、お金があるうちはともかく、お金がなくなってしまうと食べるものも無い、そして何も無い・・・。そんな生活を想像してしまいますし、実際にそうした生活を送っていたのでしょう。しかし、今の家出少女達の生活というのは、かつての家出のような悲壮感が漂っていないという事も言えます。
それこそ、先に説明したように家出の最中であるにも関わらず、学校には行っている。そんな家出少女も少なくないのです。
ですから、家出少女の生活は、それほどみすぼらしいものではないのです。家を出るのではなく、家に帰らない。それが現代の家出ですから、特に困るという感覚ではないのでしょうね。学校に行けば友達がいます。その友達と遊んだり、アルバイトをしたり、その生活というのはとても家出をしているとは思えないほど普通なのです。
一昔前には「プチ家出」なる言葉も流行りましたが、今の家出というのは家に対しての情が希薄な分、家出というよりかは家に帰らない、家に帰るのが面倒。そんな思いを抱いている少女が多いのですね。それを考えた時、少女の家族としてもどのように対処すれば良いのか解らない部分もあるでしょうね。
かつての家出であれば、家族への不満などがその根底にあるものでしたので、家に連れ戻したら家族会議・・・。そんな事になるのも珍しいものではなかったでしょうね。しかし、今の家出は家族への不満云々ではなく、他への興味です。小さい子供が、楽しいものを見ると無意識でそれに近付いてしまう。
根本的にそれと変わらないものなのです。ですから、親としても家出少女の扱いに困るのではないでしょうか。
悪気があるのではなく、むしろ家の事を考えていないのが現代の家出ですので、心配するだけ野暮とも言えるのですが、そこは家族です。心配せずにはいられないものですよね。しかし、そんな思いは少女達は知る由もないのです。