
そんな家出少女たちにとって、家族よりも大事なものがあります。それは友達・・・というのは一昔前ですね。現実的に、今の少女達が一番大事なもの。
それは家族でも友達でもあります。携帯電話です。携帯電話があるから家族や友達と繋がる事が出来るのです。
ですので、少女達にとって携帯電話の電池の残量こそが一番大きな問題なのです。携帯電話の電池が切れる。それはその瞬間、他人とのコミュニケーションが無くなってしまう事を意味しています。
家出と言われている状態であっても、携帯電話の電池が残っている間は、「家出」という感覚はないでしょうね。どこにいても誰かしらと繋がっていられるのですから、自分が実際にどこにいるのかというのは、それほど大きな問題ではないという事も言えます。しかし、その携帯電話の残量が無くなるという事は、それは他者とのコミュニケーションが出来なくなる、それはつまり、本当の意味での家出となってしまうのですね
。現代の少女たちはそうした家出は望んでいません。かつてのような「一人になりたい」という家出など少女達の間では古臭いものであって、真似する必要など全くないものなのです。しかし、携帯電話の電池が切れるという事は、強制的に一人にさせられてしまうという事でもあります。
だからこそ、少女達にとっては携帯電話、もっと言うのであれば、携帯電話の電池の残量こそが一番大事なものなのです。
もちろん、大事なのは友達だと言う事でしょう。しかし、その行動だけを見ていれば、友達以上に携帯電話の電池が大事だという事に気付かされるはずです。
なぜなら、携帯電話がなくなってしまったら、文字通り、何もする事が出来なくなってしまいますから。
それを考えた時、彼女達の意識の中で、携帯電話の占める割合というのは非常に大きな物だという事が言えるのです。逆に言えば、携帯電話でいつでも連絡を取れるからこそ、家に居る必要性も薄れているとも言えるかもしれませんね。